2021-10

多次元NMR

EXSY(EXchange SpectroscpY)法

EXSY法とは、化学交換(exchange)している核スピンのスペクトルを二次元NMRによって同定する測定手法である。この手法が使われるところはあまり見かけないが、多次元NMR法を理解しやすいパルスシーケンスとなっていると思う。 化...
NMRの基礎

ブラケット記法を使った核スピン状態

熱平衡状態の核スピンで述べたように、核スピンは静磁場下で\(2I+1\)のエネルギー準位を持っている(\(I\)がスピン量子数)。では、核スピンの状態は常にこの \(2I+1\) の状態で表されるのかというとそういうわけではない。なぜな...
NMRの基礎

密度行列法を用いた核スピン状態

ブラケット記法を使った核スピン状態では、静磁場中に存在する核スピン一つまたは複数のスピン間の量子状態が相関を持っている状態に対する状態の表記方法について述べてきた。しかし、実際にNMR測定を行うサンプル中に無数の核スピンが存在しているし、...
多次元NMR

多次元NMR法いろいろ

ここでは、多次元NMR法で知られているパルスシーケンスについて概観を紹介する。 多次元NMR法は、1次元スペクトルのピーク間の相関を核スピン間の相互作用や化学交換などを通じて測定する手法である。 ひとまずこれまでに聞いたことの...
NMRの基礎

熱平衡状態の核スピン

NMRでは、対象とする系にたくさん(\(N\)個)の核スピンが存在する状況を考える。ここでは、磁場中で十分な時間が経って熱平衡状態にある、スピン量子数\(1/2\)のスピン系がどういった状態にあるかを考える。 静磁場(\(B_0\)...
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